外壁のリフォームをする前に知っておくべきポイント

リフォームをすることが多い場所に外壁があります。外壁のリフォームをには補修や塗装、そして新調するの3つの方法があり、費用の相場は低くて20万円、高いと300万円を超えてきます。
このような差があるのは、単に補修をした場合はそれほど時間を要することもないので人件費がかかりませんが、新調となるとすべてやり直さなくてはならず、人件費はもちろんのことサイディングなどの費用もかかってくるためです。
具体的な費用としてはひび割れた部分や剥離してしまった部分を補修する場合、シーリングのみであると25万円から30万円程度です。塗装は建物の大きさにも関係しており、塗る部分が多ければ多いほど塗料を多く使用するので80万円から150万円となります。ただしシリコン製の樹脂塗料を使用することが多いですが耐久性は5年から7年であるため、その期間を過ぎると再び塗りなおさなくてはなりません。
最も費用が掛かるのが張替えや重ね張りを行う新調です。外壁をモルタルからサイディングに変更したいと考えた場合、150万円から300万円ほどとなります。近年の住宅はサイディング外壁が主流であり、モルタル外壁はほぼ見なくなりました。耐久性は約20年と長いのですが、人気がなくなっているのは、モルタルはコンクリートと砂を配合して塗ったものであることが原因となっています。強度が高い反面のっぺりとした印象となってしまうからであり、デザイナーズ住宅が増えていることも一因です。
サイディングは壁の広さに応じてカットしたボードを張り合わせるのみでよく、簡単に施工できるため、全国で普及しています。大きく分けて窯業系、金属系、木質系そして樹脂系の4種類があり、主流となっているのが窯業系です。この窯業系は耐震性と耐火性に優れている他、木目調やレンガ調などのデザインがあるので、自由度があります。ただし継ぎ目がある分打ち直しなどを行う必要があり、10年周期でメンテナンスを行う必要があります。
外壁のリフォームを大規模に行う場合、モルタルにするのかサイディングにするのかをまず考えます。モルタルは高級感があるものの手間暇をかけて塗るので時間がかかり、その分費用もかかります。サイディングはあっという間に施工完了となり、低価格で済むものの定期的なメンテナンスは必要です。ですがデザインも豊富にあり、今までとは違った家を作ることができるので、ガラッと雰囲気を変えたい場合はサイディングを選ぶようにします。

