お風呂のリフォーム【費用相場は?】

外壁に次いで多いのが水回りのリフォームです。水回りは日常使用する場所であるので、設備に不具合が生じることが多く、気が付いたときにすぐに直さないと水漏れなどさらに悪化してしまう場合があります。また家を建てた時には最新のものであっても年数とともに劣化してくるので、壊れていなくても電気代などが多くかかることもでてきます。
お風呂のリフォームの費用の相場は、60万円以下が3割程度、60万円から120万円が6割、120万円以上が1割弱となっています。お風呂の素材によっても価格に差が生じており、ステンレスよりも人工大理石などを使用した方が当然高くなります。
一般的に使用されているのがFRPと呼ばれる素材であり、安価でありながら防水性に優れており、汚れがついてしまったときは塗装をし直すことも可能です。メーカーから様々な種類が出ているので、選ぶ楽しさもあります。相場は10万円から30万円程度であるので、比較的手に入りやすい価格帯となっています。
人工大理石もまたFRPと同じようによく使用される素材です。人工大理石は本物の大理石ではなく、ポリエステルやアクリルなどを使用して再現したものになります。FRPに比べると費用は高くなりますが、大変高級感があるので人気です。
最も高級感があるのはヒノキのお風呂です。ヒノキの香りにはアロマ的な効果があり、リラックス効果を得られることで知られています。木のため手入れが大変なように感じますが、コーティングされているため軽く水洗いをして換気をすることにより、カビは発生しません。費用はほかのものに比べると格段に高くなりますが、より高級感を求めるならばヒノキが最適です。
ステンレスは昔のお風呂によくあった素材であり、耐久性が高くホーロー素材よりも軽いメリットがあります。しっかりと磨くことでいつまでもピカピカな状態にすることができ、ステンレスそのものの良さを引き出すことが可能です。ただしユニットバスには向いていない、大きくなればなるほど費用が高くなる、水垢や傷が目立ちやすい、ステンレスの浴槽は塗装をするのが難しいなどのデメリットもあります。費用の相場は5万円から30万円ほどであり、FRPよりも若干高めです。
なお、お風呂のリフォームの場合浴槽本体の価格以外にも既存のお風呂の処分代や人件費、撤去工事や組立費などがかかります。あまりにも高いお風呂を選んでしまうとリフォーム費用もあがってしまうので注意が必要です。

